Wood table 1
ホームセンターや材木屋さんの切り出しサービスも充実して、木工のハードルも下がってきていますね。ただ、イニシャルコスト、材料費は結構かさむし、肝心の出来上がりは…。というところもありますが、作るのも楽しみのうちなので価値はあると思う。(思いたい)
新木場で楢材を買って新幹線で持って帰ってきた。パパッとサイズ通りにカッティングして頂けました。もくもくさん、ありがとうございました。素敵な虎斑の入った、柾目の材です。アウトドアの環境に楢ってどうなの?とかは深く考えないことにする。元々外に生えてるものだし。
真鍮ネジを意匠に取り入れたかったのですが、真鍮とマイナスネジという組み合わせががそもそも絶滅危惧種である事に気付く。探した結果、良いものが見つかって一安心。ピカピカの真鍮を薬液に漬けてエイジングしている強者の方々もいらっしゃいますが、このネジはデフォで良い色なのでそのまま使用することに。
端材で検証。なんということでしょう…。下穴を空けて電ドリでグリグリいくとポキっと折れる。トルクがかかって捻じ切れる感じ。いきなり本番行かなくてよかった…。下穴の径を上げて、手で丁寧にねじ込むと大丈夫。強度的にもさすがの絶滅危惧種。
天面完成。夜なべしてグリグリねじ込む。手でねじ込んだことで、すりわりの角度も合わせられたとポジティブに捉えよう。天面は皿ネジ、側面は丸ネジ。あと、板同士のピッチは食べかすやゴミが挟まらないよう広めに取ってみた。材の面取りをあまりやらなかったのですが、ちょっと野暮ったいかな…。次回に活かそう。
そのままの勢いで脚部分も完成。貫は脚の外に出してネジ止めというのも考えたが、若干の室内家具調も取り入れたかったので頑張ってノミ掘りした。シャフト部分にはキャップボルトを採用しました。意匠的にもいい感じ。ただ、真鍮製のボルトがないのでここだけステンレス製…。見つかり次第差し替えます。
無事完成。カーミットチェアと共に。相性は…いいと思う。木が焼けて色が深くなってくると、よりマッチするのではないでしょうか。蜜蝋塗ってエイジングですね。あとは、ロールトップテーブルのアイデアをいただいて、サイドにシェラカップをかけれるようにしました。これは、使ってみると非常に便利。
雨に打たれたり、熱いもの載せたりと、結構乱暴に扱ってますが、割れも反りもなく使えてます。硬い材は食器やコップを置いた時の感触がカチッとしていていいですね。ソロ、デュオ想定で作りましたが、もうちょっと大きいのも検討したい。その時は積載を考えて二つ折りとか、機構面の工夫が必要だなぁ…。