2019.5.8.Wed.

 

Baker tent

裁断、縫製の大変さからしばらくいいや…と敬遠していたシェルター製作第2弾。家庭用ミシンの限界に挑戦…というか限界を超えていたかも…。

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目的は、広い(有効面積が)、夏に影が濃い、フルクローズできる、火に強いという欲張りなシェルター。風に強ければ言うことなしだけど、色々矛盾しそうなのであきらめる。上記の条件でモヤモヤと考えていると、ベーカーテントのカタチが思い浮かぶ。

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ただ、ベーカーテントという代物、意外と?構造が複雑で、特に寝室部分が凝った作りになっている。これは手に負えないのと設営が手間なので、よりタープライクでシンプルな作りで考えてみた。中にドームテント突っ込むとモダンなのかクラシックなのか?よくわからない雰囲気になるのも悪くないですし。

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あとは生地選び。火に強いという条件で考えると化繊はマズイので、コットン系の生地を調べ倒した。結果、ベンタイルに行き着く。ウンチクを読んでいると英国空軍由来だの、高級アパレルのアウターだの妙な説得力。コットン100%なので、重さが気にはなったけど、60番糸で織った生地を選択。40番か悩んだけど、これは英断だったと思う。後者だったらウルトラヘビーな幕が完成していた…。もう一つの英断はハトメ。ステンレスのハトメは打ち込むのに凄まじい音、力を要するけど、非常に剛性が高い。幕の強度に影響する部分なので、とても心強い。

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コットン生地の防水性については懐疑的だったけど、これが思った以上の性能で驚く。まず、すごく撥水すること、ザー降りで弾かなくなっても裏側への漏れは皆無。おそらく吸水して糸が膨らみ、より目が細かくなっているんだと思う。凄いな、この生地。懸念の縫い合わせ部分も、おり伏せ縫いのお陰で問題なし。

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有効面積が広く、天井も高いので、椅子やテーブル、照明のアレンジも融通が利く。夏場はサイドを跳ねあげれば影の広い、涼しい居住空間に。子供が奥の寝室でグースカ寝ているのも親としては安心です。ツールームテント、人気があるのも頷ける。買わないけど(汗)

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薪ストーブをどうインストールするか?、スカートをつけたりと冬場に向けて考えることは色々あるけれど、オールシーズン万能幕として妥協なく完成を目指して邁進したい。