VW T6 Trip: Kochi Pref.
気づけば秋。すぐ先には冬が迫ってきた。T6もいっぱい走って、アドブルー初注入の儀式も済んだところで、忘れないうちに夏のトリップをメモしておこうと思う。今年はコロナからの反動とキャンプブームが重なり、どこのキャンプ場も満杯状態。みんなが楽しむのはいいことだけど、うつつを抜かしてるとどこにも泊まれない状況なので、T6のフットワークを活かした立ち回りが重要になってくる。大変な世の中だ…と思いつつ、行き当たりばったりな感じもなかなか乙である。まずは昨年台風で泣く泣くキャンセルした高知県から。
目指すは仁淀川、宮崎の河原キャンプ場。一昨年は黒瀬だったけど、早瀬があったりで子供&SUPには向かないだろうということでこちらを選択した。お盆前の金曜(平日)早朝出発で昼前に到着したものの既に河原には先客の皆様が…。水辺の最後の一区画をなんとかキープして設営。ここの河原も4駆必須で乗り入れ可能な車が限られる為、それで何とかこの時間でも確保できたという感じ。4motionの恩恵を享受しましたとさ…。地面は中流域らしく大きめの石がゴロゴロという感じだけど、意外とフラット&砂が無いので水遊び後もノンストレス。正真正銘の川遊び場だと思う。
二泊予定の為、車のオーニングではなくタープを張ってのんびりと。ペグもそれなりに刺さるので問題なく張れる。目の前では透け透けの水の中を大きなアユがたくさん泳ぎ、我らも泳ぎ疲れたら川縁のリビングでゆったりと。すごく贅沢だと思う。ただ、夜はカゲロウの大量発生で灯りも消して速攻就寝。あとはアブ達の襲撃。虫の多さは中々のものだけど、自然の中ですもの。致し方ない。
タープ前の水場は冷た過ぎずでちょうど良い感じ。流れもなく安心して子供が遊べるので、そっちのけでSUPに没頭する自分。日の出から日没まで、一年分の水遊び欲求を満たした感じ。思い残すことはない。
そしてSUPの醍醐味は設営場所から下流にある。人の気配がなくなって静寂&面ツルの世界が…。深い所だと4〜5mはあるだろうか。川底までハッキリと見えて、大きな真鯉が悠々と泳いでいるちょっと恐いくらいの雰囲気。奥伊勢然り、このようなロケーションをゆっくり一日かけてクルージングしてみたい欲求に駆られたSUP経験初年度の夏でした。
最終日は、最近我が家でブームの「その土地の市街地に泊まる」を実践。高知市街の路面電車に乗って、屋台をブラブラしたり、居酒屋で鰹のタタキを始めとした高知名物無双と一泊ながら中々の満喫度。あと、帰りに寄った高知県立牧野植物園。日本植物分類学の父:牧野富太郎さんにちなんだ植物園らしいが、ここがとても良かった。建物を含めたランドスケープデザインが秀逸で、植物園に対するイメージが刷新されたのでありました。高知に行かれた際は、是非ともオススメします。まだまだ行き足りない高知県。来シーズンは土佐清水の方まで脚を延ばそうかと計画中。