VW T6 Travel Journal Part3.
広瀬香美、エレッセ、リアエントリーブーツの席巻は終焉を迎え、バブル後のスノーシーンはスノーボードへ。当時ゲレンデをタラタラ滑っていたスキーヤーの自分にとって、フリースタイル上等、若さ故の上擦り感はあったものの雪山の可能性が拡がっていくことにワクワクしたことを覚えている。
あの頃ブイブイ言わせていた若者たちも立派なおじさん。ハイクで汗だく、湿雪ずぶ濡れでも平気、寒くねぇ!から始まった自分にもこだわりが産まれ、BCへの憧れ、八甲田、ニセコ、谷川岳と仲間にも恵まれた充実のスノーボードライフだったと思う。関西に移った事、家族も増えた事でスッパリ未練もなく足を洗った。つもりがここに来てまさかの復活。ロッカー、フラット、ボードの日進月歩を感じながらも、当時のシェイプ、バリバリのキャンバーを選択。国産ボードは初めてだけど、流石のアクトギア製。程よい固さで安心感のある板。
スキー初心者の家族にとっても最初が肝心ということで白馬ツアーを実施。娘たちは宿の周りでも十分楽しい模様。いやぁ、何年ぶりだろうか。この感じ。当時はインバウンドなんて言葉もない頃だったけど、おしゃれなお店も増えた白馬村。床暖房完備のコンドミニアムから眺める白馬の山々。当時とは異なる大人の余裕といいますか、うん、来て良かった。
家族のスキーアテンドでガッツリとはいかなかったけど、栂池、乗鞍をメインに4日間のんびり楽しんだ。(TSUGAPOWは堪能)このスケール感よ。前半はドカ降り、後半は天候にも恵まれ、勘違いバーンのおかげで娘たちもご機嫌&懸念していたブランクもあまり感じず。
で、ここからが本番というか、家族を静岡まで送っての弾丸奥飛騨ソロツアー。昨年冬キャンプ時に通過した平湯が気になって仕方なく。こじんまりとはしているけれど、メリハリのある良いゲレンデ。さすがの高度で雪も軽い。
翌日かなりの降雪ということで車中泊でパウダー狙いするとに。早めに切り上げて温泉でまったり。ゲレンデからも徒歩圏内なので便利。夏とは異なる風情。
車も運転しないので、風呂上がりにビールと飛騨牛の鉄板焼き。(写真撮るのも忘れた)生きてて良かった。平湯の森、宿泊施設もあるようで、ここで数日間入り浸るのもありかも。ほおのきあたりも攻めつつ。
車に戻って誰もいなくなった駐車場で夜を明かす。外は極寒(−12℃)、車内はFFヒーターでぬくぬく。残念なことに、ゲレンデオープン中は併設の「あんき屋」も17時クローズ。夜ちょっとした晩酌を楽しみにしてたけど、早く寝ることにする。
翌朝そこそこ降った平湯。右手のチャンピオンコース、底つきはあったけど久々な自分としては十分な体験。滝の方にも抜けれると後で聞いたけど、それはまた次の機会に。
その後も兵庫のゲレンデを攻めて滑走日数9日目。初年度としてはここまで上出来か…。相棒はさすがの安定感。ヒーター付きフロントガラスは凍結無縁、4人が悠々着替え可能なスペース。冬のアクティビティにも申し分なしです。2月は志賀方面へ遠征予定。早くも禁断症状が…。